中日・高橋周平に出番はやってくるのか チームの苦境を救う「背番号3」に期待

高橋は昨季、開幕スタメンを飾った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
背番号「3」の登場を心待ちにする竜党は多いはずだ。
開幕まで1週間を切る中、中日・高橋周平の動向がなかなか聞こえてこない。ここまで一軍のオープン戦だけでなく、二軍の公式戦・教育リーグ含めて実戦出場は皆無。プロ14年目のシーズンは静かな形で幕を開けようとしている。
【動画】中日・高橋周平が節目の1000試合出場を達成したシーン
■昨オフはFA権を行使せず「残竜」
紆余曲折を経ながらも、高橋周は中日の話題の中心に居続けた。甲子園未出場ながら3球団競合のドラフト1位。逆方向へのプロ初アーチ。衝撃のグランドスラム。伸び悩みと有鈎骨骨折。2年連続ベストナイン&ゴールデン・グラブ賞。そして、昨季に見せた開幕ダッシュと無念の故障ーー。
ファンが感情を乗せられる出来事はいくつもあった。
国内FA権を取得した昨オフ、高橋周の周辺は騒がしくなった。地元球団の獲得調査報道も確認され、流出もやむなしと思われた。
それでも高橋周は「竜の背番号3」で居続けることを選んだ。「FA権を行使する成績ではなかった」ことを前提としつつ、「ドラゴンズも名古屋の街も大好き」だという理由を添えて。「優勝争いをしたい」思いも公言してくれた。
今季もこれまでと同様、高橋周とともに歩む日々が始まると確信していた。
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