中日本拠地に「ホームランウイング」設置へ 2026年から何が変わる? 「3つの視点」で考察

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ホームランテラスの設置は長距離砲の細川らにとって追い風となるか(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 中日の本拠地「バンテリンドームナゴヤ」が変貌する。このほど、外野フェンスに沿ったテラス型観覧席の設置計画が判明。開業から30年目となる2026年シーズンに合わせ、大きく手が加えられることになった。本稿では、本拠地の変化で中日の野球や周りの事象がどんな変化をするのかを考えてみたい。

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■「ホームランウイング(仮称)」の概要

 まず、計画の概要をおさらいしておこう。2月22日付『中日スポーツ』によると、両翼と中堅のフェンスはそのままに、左中間と右中間のフェンスがせり出す形でテラス席を設置。同日の『中日新聞Web』によると、仮の段階ではあるが「ホームランウイング」という名称になるそうだ。

 左中間と右中間の最深部が116mから110mと、6mも前進。みずほPayPayドーム、東京ドームと並んで最も短い距離となる。また、フェンスは従来の4.8mから3.6mと低くなり、ラバーフェンスとネットを組み合わせた形に。3.6mはマツダスタジアムと同じ高さ、ラバーとネットを組み合わせた形はZOZOマリンスタジアムと同じだ。

■本塁打も被本塁打も激増?
 
 ここからは「ホームランウイング」設置で起こりうる変化について、考えてみたい。

 まずは容易に想像が付くが、本塁打数の増加が見込める。実際にテラス席を導入したソフトバンク、ロッテはテラス設置前から本塁打数を激増させた実績を持つ。長年の貧打、長打力不足に悩まされてきた中日にとっては朗報でしかない。細川成也や石川昂弥はもちろん、福永裕基などの中・長距離打者が本塁打量産の可能性を秘める。

 一方、テラス席の導入は被本塁打数を増やしてしまうリスクもある。ソフトバンクもロッテもテラス導入で被本塁打を大きく増やしている。本塁打が増えて被本塁打はそのまま、というのが理想だが、そう上手くは行かないのではないか。

(※参考)
ソフトバンクの本拠地本塁打数ー被本塁打数
2014年(テラス導入前):34-36、2015年(導入後):77-67
ロッテの本拠地本塁打数ー被本塁打数
2018年(テラス導入前):36-55、2019年(導入後):72-74

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