エリートサラリーマンは元不良に下克上できるのか?大晦日にミスターK-1に勝った男が朝倉未来戦に注目
12月31日、「RIZIN.26」がさいたまスーパーアリーナで開催される。朝倉海vs堀口恭司のバンタム級タイトルマッチや那須川天心の一戦のほか、全15試合が予定されている(オープニングマッチを除く)。
大山峻護さん
RIZIN MMAルール5分3R(68.0kg)で行われる朝倉未来vs弥益ドミネーター聡志戦の見どころについて、2005年の大晦日にミスターK-1ことピーター・アーツに1ラウンド一本勝ちを収めた実績を持つ、元総合格闘家の大山峻護さんに話を聞いた。
朝倉未来選手は前回11月のタイトルマッチで斎藤裕選手に判定負けを喫し、大晦日のリングで雪辱を誓う。一方の弥益ドミネーター聡志選手は、第9代DEEPフェザー級王者でありながら、筑波大学院卒で大手食品メーカーに勤務するエリートサラリーマン。
「前回のタイトルマッチで敗北を喫した未来選手は、追い込まれた状態からの這い上がり方に注目したいですね。みんなが注目する大晦日の舞台で、中1ヶ月でどうしても勝たないといけない試合なので、普通に考えたら追い込まれた状態です。ただ、そんな状況でも、それを跳ね返せるくらいのメンタルと実力を持った選手だと感じています。彼の人生の中で培ってきた、成り上がり根性が発揮されるのを期待したいですね。一方の弥益ドミネーター聡志選手にとっては千載一遇のチャンスです。これで素晴らしい試合ができたら、格闘家としての道が全く変わってきます。もちろんそのくらいの覚悟でやってくるだろうし、爆発力を持った選手なので、楽しみですね」