朝倉未来の強さは本物なのか幻想なのか、元PRIDE戦士が見たカリスマの真価
大山峻護さん
負けた朝倉選手は試合後に、「久しぶりに負けて、勝った時よりも嬉しい気分。格闘技はやめられない。早く練習したい。やり返したい」とコメントしていた。そんな朝倉選手に対して大山さんは、「未来選手のプレッシャーは大きかったと思います。弟の海選手が(RIZINバンタム級)チャンピオンになって、未来選手の幻想もどんどん大きくなってしまって、それでいきなりのタイトルマッチ。普通の選手ならこのプレッシャーで押し潰されてしまってもおかしくないんですけど、そういったプレッシャーの中でこれだけ素晴らしい試合をしたのはさすがですね。ただ、9ヶ月試合が空いてしまったというのは相手のアドバンテージになってしまったのかなと思います。やはり、実戦で磨かれるものって本当に大きいです。その部分はもったいなかったなとは思いますが、それでも大きな重圧の中でコンディションを作ってきたのは素晴らしいです。敗戦後のコメントを見ると、負けを力に変えてさらに強くなって帰ってくると思いました。朝倉選手に関しては、本物なのか幻想なのかというところはあったと思うんですけど、この試合、このコメントを見ると、彼は本物の強さを持った男なんだなと思いましたし、嬉しかったですね。これからの未来選手は楽しみですし、チャンピオンになった斉藤選手と共にこの階級を盛り上げていって欲しいですね」と分析し、格闘技界を盛り上げる男たちに期待を寄せた。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]