元貴ノ富士・スダリオ剛のデビュー戦勝利に元PRIDEファイターがエール「力士時代のフィジカルとMMAのテクニックをアジャストしていた」

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 元十両貴ノ富士・スダリオ剛が総合格闘技デビュー戦を白星で飾った。スダリオ剛選手は13年に貴乃花部屋に入門するも、2度に渡り暴行事件を起こし、19年に引退。通算成績165勝112敗28休。決死の覚悟で挑んだ総合格闘技デビュー戦の相手は、同じく総合格闘技初挑戦となるプロレスラーのディラン・ジェイムス選手。スダリオ選手は開始から一気に距離を縮めグラウンドに持ち込むと、膝蹴りを浴びせて支配。1ラウンド終了後にドクターストップによるTKOで初勝利をつかんだ。

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大山峻護さん


 試合を会場で観戦した現役時代は「グレイシー一族に最も恨まれた男」と言われた元総合格闘家の大山峻護さんは、「どこまで短い時間でMMA(総合格闘技)にアジャストできるのかなというところが楽しみだったんですけど、フットワークから体の使い方から、ローキックから寝技でのヒザ蹴りまで、すごくMMAにアジャストしていたので、正直ビックリしました」と称賛。

 勝因について大山さんは、「23歳という若さがすごく良かったと思います。若さ故の柔軟性、吸収力。力士って、時間配分だったり、体力の使い方だったり、MMAには難しい。しかも今まで角界からの挑戦はピークを過ぎてからの転向が多かったですけど、23歳という若さだったので、力士時代のフィジカルとMMAのテクニックをアジャストできていた。彼がエンセン井上さんをコーチに、あえてすごく厳しいところを選んだというところに覚悟を感じました。この世界で一番になってやるんだという思いが伝わってきました」と分析。





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