中村紀洋が分析 高卒入団で大成した選手の共通点とは

タグ: 2018/11/27

 ドラフト会議を終え、将来を嘱望される選手たちが各球団に入団しました。今年の春夏甲子園連覇を達成した大阪桐蔭・根尾昂選手、藤原恭大選手、報徳学園・小園海斗選手らドラフト1位で競合指名された選手たちは、入団後も大きな注目が集まると思います。

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 ただプロに入ったら指名順位は関係ありません。下位指名で入団した選手もチャンスはあります。日本一に輝いたソフトバンクの千賀滉大投手、甲斐拓也選手は育成枠での入団です。ちなみに僕も渋谷高校から91年ドラフト4位で近鉄バファローズに入団しました。

 プロで活躍する上で最も重要なのが対応力だと思います。高校生はまだ体ができていません。これからどんどん成長しますし、焦ることはありません。プロの投手の球のキレ、打者のスイングスピードはレベルが違います。当然戸惑うと思いますが、フォームをいじったりプレースタイルを根本的に変えようとすると長所が消えてしまいます。まずは目で慣れること。野手なら目で慣れて実戦でどう対応するかを考えなければいけません。そのために質が伴った練習をひたすら重ねること。そこで自分に合ったスイングが自然と確立できると思います。

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