3連覇を目指すヤクルトに激震が走った守護神・マクガフの退団「1番いいんじゃないかな」と、球団OBが推す来季の抑え候補とは?
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ヤクルトOBがマクガフの退団と新守護神候補について言及した。
今シーズン、セ・リーグ2連覇を果たしたヤクルトは、スコット・マクガフ投手がメジャーへの復帰を目指し、今季限りで退団することを発表した。
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マクガフは2019年にヤクルトに入団。その年に65試合登板で18ホールド、11セーブ、防御率3・15をマークするなど、主にセットアッパーとしてチームのブルペンを支えた。また、2021年からは、それまで守護神を務めていた石山泰稚投手の不調もあり、抑えに配置転換。同年には31セーブ、22年にはキャリアハイとなる38セーブを記録するなど、守護神としてチームの連覇に大きく貢献した。
元ヤクルトの宮本慎也氏は12月1日、YouTubeチャンネル『野球いっかん!』に出演し、マクガフの退団について語った。宮本氏は、「今年、去年の連覇には欠かせないピッチャーだった。外国人選手の退団というのはある程度仕方ない」と守護神退団の印象を話した。
宮本氏とマクガフはヘッドコーチと選手として2019年に共に戦ったが、来日当初は守護神になるまでの投手とは思っていなかったという。「最初はダメだなと思った。真っ直ぐ速かったけど、球の出所が見やすいなと思った。実際、オープン戦のときも空振りが取れなくて、打者に粘られていた。牽制だけは、そのときからすごく上手かったけどね」と話した。チームに欠かせない投手になった要因としては、「彼は経験も積んで、やっぱり日本に馴染もうとしていたよね。だから連覇に大きく貢献する投手になれた」と、マクガフの成長ぶりをコメントした。