中田、移籍弾で「アレルギー」払拭されるか？日本ハムファンには同情の声も
「巨人・中田」が豪快にリ・スタートを切った。日本ハムからの無償トレードで巨人に加入した中田翔内野手（３２）が、移籍後５打席目となる２２日のＤｅＮＡ戦で「巨人１号」を放った。
移籍後２日後となるこの日の試合で「５番一塁」で先発出場。試合前には長嶋終身名誉監督から激励を受け、菅野、小林など同じ年ナインにも温かく迎えられるなど、チーム全体で中田を盛り上げる。第１打席は三振、第２打席はセカンドフライ。３点を追う７回一死二塁で迎えた第３打席。中田はＤｅＮＡ左腕、今永の内角１４４キロを完璧に捉え、左翼席上段へスタンドイン。打った瞬間にそれとわかる、完璧なホームランだった。
「がむしゃらにいきました。球場に来てくれているファンの皆さんが拍手や応援をしてくださり、本当にありがたいです。これが当たり前のことではないので個人的にうれしかったです。チームに貢献できるように頑張ります」と殊勝に話した。この日の試合は中田の２ラン後に、ウィラーにも２打席連続となる一発が飛び出し、４―４の引き分けに持ち込んだ。昨年はリーグ打点王、本来の力を発揮できれば、首位阪神追撃のための大事なピースとなることは間違いない。
一方、プロは結果がすべての世界とはいえ、ナインへの暴力行為を起こし謹慎処分→球団が騒動発表９日後に巨人移籍→翌日一軍登録と、「超スピード決着」には今だ違和感を覚える人は少なくない。日本ハム・栗山監督は中田の一発に「今日は恩返しのスタート。ずっと恩返しをし続けなさい」とコメントしたが、これにもＳＮＳ上では「恩返しは日本ハムにすべきでは？」「このまま暴力事件はなかったことになるの？」「モヤモヤが止まらない」と大炎上、批判的な声が絶えない。
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