「ここ、どこだっけ…?」天心の兄弟子・白鳥大珠が「THE MATCH」での対K-1を振り返る
試合のことは何も覚えていない…
――過去に、皇治選手や大雅選手をはじめ、K-1から来た選手と闘っていると思うので、K-1にいた選手だからと言って、気負うというか、そういうことはなかったと思うんですよ。
「まあ、そうですね。そこはいつもと変わらずですよねえ」
――もちろん、ゴンナパー選手は強かったんでしょうけど、それより白鳥選手のなかに原因がある感じですかね?
「そうですね。そこしかないですよね。やっぱり強い選手だとは思いましたけど、(KOされたのが)ラウンド終盤だったので、イケるなって自分の気持ちに余裕を持ってしまったのと、自分の作戦ミスというか、自分がやってはいけないことをして、その場で(パンチを)もらってしまったので、メンタル面をはじめ、練習でやってきたことをすべて活かしきれなかった感じですね」
――試合後のインタビュースペースでは「何も覚えてない」と話してましたけど、いつ頃から記憶が戻り始めた感じだったんですか?
「会場にいる時は、自分の試合はあまり思い出せなかったですね。だからホント、インタビュールームで言った(※「何も覚えていない」とコメント)ことは、何も盛っていなくて。控室に戻って、少し落ち着いた時に、試合をしてきたってことだけは分かるんですけど……」
――そんな感じだったんですね。
「控室に戻って、最初に風音がいるじゃないですか」
――風音選手は、第3試合でK-1の岡田斗真選手に判定勝ちしました。
「なのに、『風音、試合はこれから?』って聞いちゃっているんですよね(苦笑)」
――えー!
「だから周りがビックリしていて。で、その後に言ったのが、『ここ、どこだっけ?』っていう…」
――それも凄い話ですね。
「ええ。だから『東京ドームだよ』って聞いて、あ、そうだ。俺、東京ドームで試合したんだ…っていう感じでしたね」
[文:Show大谷泰顕]
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