「もし当日計量がなければ天心×武尊の結果は変わったのか?」天心の兄弟子・白鳥大珠が「世紀の一戦」を振り返る
階級差がどうという試合ではなかった
――結果的に天心×武尊は、フルマークの判定で天心選手が勝ったんですけど、あの試合は58キロ契約で、当日の試合3時間前の計量を実施して62キロまで戻せるというルールでした。
「ええ」
――もし当日、62キロとか制限せずに、武尊選手がフリーで戻せたら、結果は変わったと思いますか?
「正直、武尊選手のコンディションがどういう状態だったのか。そこは分からないんですけど、若干は変わってくるとは思うんです……。でも、どうなんですかねえ? 武尊選手も半年かけてずっと絞ってきていて、その状態で勝てるカラダをつくってきていたとは思うんですよ。だから…」
――ええ。
「あまり関係ないかなとは思いますね。そこに関しては、結果は変わらなかったんじゃないかなって思いますね」
――これ、本音の話で、試合の5日後に武尊選手が記者会見をやって、それも見て、会見後に話を聞かせてもらったんです。その印象をいうと、体重に関係なく、あの日の武尊は果たして天心に勝てたのかっていうと、勝てなかったんじゃないかと率直に思いました。
「そこは僕も思いますね…。そんな階級差がどうっていう試合ではなかった気がします。もちろん、武尊選手のカラダが回復できてない状態だったのかも分からないですけど、そんな気がしますね」
[文:Show大谷泰顕]
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