「今後は階級を上げて『挑戦』していく」天心の兄弟子・白鳥大珠が今後の方向性を示唆
当面はオファー待ち
――実際、天心×武尊以外にも、白鳥選手も闘ったことがある原口健飛選手がK-1の山崎秀晃選手に勝ったり、シュートボクシングの海人選手がK-1の野杁正明選手に勝ったりしたんですけど、明暗が分かれる試合がありました。
「僕はもう1Rで思い切りぶっ倒されたんですけど、僕のなかではそこまで実力差があったとは思っていないんですよ。ぶっ倒されていて、こんなことを言うのもあれですけど。だから他の選手の試合もそうだと思いますね」
――紙一重の差だったと。
「だからこそ、悔しいし……。いや、悔しいッスねえ……」
――その悔しさが次へのバネに絶対になると思います。白鳥選手の試合は、お互いが逃げ腰だったらああいうKOシーンは生まれなかったと思うので、お互いが勝ちたいと思って、激しく前に向かっていったからこそ生まれた結果だと思います。
「そうッスね。地味に判定負けするよりは、あのくらい気持ちよくぶっ倒されたほうが、まあ、終わってみてそれはそう思いますけどね」
――あくまで派手に。
「もちろん結果がすべてなんですけど、まあ、あれはあれで、負け方としてはよかったかなあって逆に今思っています」
――あの試合は、「ゴンナパーがKOした」んですけど、主語は白鳥選手で、「白鳥がKOされた」試合だったと思います。
「そうやってプラスに捉えていく感じッスね」
――当面はオファー待ち?
「そうですね。次もRISEで闘っていくと思うんですけど、僕としては次の試合、まだどこにも発信はしてないんですけど、階級を上げてみようかなっていう……」
――お!
「っていうのを考えていますね。65キロで1回闘ってみようかなって」
――それこそ、すぐにやれるかどうかはともかく、海人戦なんて見てみたいですよね。
「まあ、ホントに今はすぐにそことか何も言えないですけど、僕も現役でやるからにはミドル級くらいまで上げていきたいっていうのが正直思っているところなので、自分がどのくらいのパフォーマンスを見せられるかわからないので。ただ、自分としては『挑戦』してみようかなって感じですね」
[文:Show大谷泰顕]
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