阪神ピッチングスタッフは「やっぱり、優秀」巨人3タテも話題 注目のミスターK「続々、バケモン候補出てくるな」
そしてもう1人、鮮烈な印象を残したのは6日のゲームで1点をリードする6回二死一、三塁のピンチにマウンドに上がった工藤泰成(四国アイランドリーグ・徳島)だ。育成ドラフト1位入団。オープン戦でしっかり結果を残し、開幕前に支配下を勝ち取った。
1点差の僅差の場面でルーキーを投入する藤川球児監督の強気な姿勢も話題を集めたが、工藤もしっかり期待に応えた。
好調な甲斐拓也に対し、初球、2球目はストライクを奪うことはできなかったが、2ボールとしてからギアをあげた。
続けて154キロを連発、甲斐も必死にファウルで粘るが、カウント2-2から最後はフォークで落とし、空振り三振を奪った。マウンド上で大きくおたけびをあげ、これにはドームを訪れた阪神ファンも大歓声となった。しっかり火消しし、プロ初ホールドを記録。最速159キロの右腕が持ち味の球威ある直球とフォークで任された場所でしっかり仕事を果たした。
また、ルーキーたちが開幕から快進撃を続けているのは戦いの輪にしっかり組み込んで、育成を見届けていくという藤川監督の強い意志も感じられる。
先発陣でも20歳左腕の門別の飛躍が期待されるなど、伊原含め左腕の充実ぶりも注目されている。
伊原、工藤含めて、阪神ピッチャー陣の快投にはネット上でも「やはり阪神のピッチャー、優秀だな」「続々、バケモン候補、出てくるな」「工藤の直球、やはりエグい」「伊原のピッチング、ルーキーらしからぬ落ち着き」など称賛の声が続々と集まっている。
果たして元々強みとされるピッチングスタッフをさらに拡充し、投手王国を築いていくのか。首位に立った阪神の今後の戦いぶりにも注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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