「よく、獲っていたね」藤川阪神が"神ドラフト"の予感? 球界OBが着目した「お宝選手」とは
また今キャンプでは育成から支配下をめぐる争いも注目ポイントとなる中、新戦力、育成1位の工藤泰成(四国アイランドリーグ・徳島)についても言及。
「いや、力ある! 平均速度が150キロ中盤になってきているな 頼もしいな」と絶賛。続けて、育成ドラフトで獲得の経緯に「よく(残って)いたね よく獲っていたね」と首脳陣、スカウト陣の慧眼を認めるシーンもあった。
育成ドラフト1位の工藤は2月16日の広島との練習試合(宜野座)の8回に初登板すると先頭の末包昇大に投じた2球目が球場計測では158キロを記録。どよめきが走った。その後も2月24日のDeNAとの練習試合でも、150キロ中盤の直球を軸に結果を積み重ねており、支配下登録への道が注目されている。
また工藤と同じく、逸材と注目を集めているのは同じく育成ドラフト3位の早川大貴(くふうハヤテ)。1メートル85センチ、95キロと恵まれた体格から球威ある直球を軸に変化球の制球も冴え、こちらも実戦派右腕として注目されている。
ほかにもドラフト5位ルーキーの佐野大陽(日本海L富山)も3月1日の教育リーグ・広島戦で同点の2点適時打をマークするなど、攻守で奮闘した姿を見せている。
昨年、藤川新監督となって迎えたすぐのドラフトでは育成を含め、指名した9名のうち5名が独立リーグ所属だったことも注目された。チームでも石井大智、湯浅京己などすでに独立リーグ出身の選手が実績を残しており、藤川監督自身も独立リーグを経たことで2024年ドラフトの成果が注目されている。
まずここまでは順調にステップを踏んでいる新入団選手たちの中から何人、開幕1軍入りを果たすか。今後の歩みにも期待が高まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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