楽天・則本は「無期限二軍調整」か ささやかれる「大型契約」の弊害とは

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 楽天・則本昂大投手(31)が8月31日、出場選手登録を抹消された。

 則本は今季の開幕投手を務めたが、直後に新型コロナウイルスに感染。一軍に復帰した直後は3連勝を飾ったが、勝負の後半戦に入ってからは失速モード。先月23日のソフトバンク戦(楽天生命パーク宮城)で3回9安打6失点KOされるなど結果を残せず。抹消前日の30日のオリックス戦(楽天生命パーク宮城)も4イニング5安打2失点で降板。ここまでは18試合で7勝8敗、防御率3・81。

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 残り30試合を切り、チームはし烈な優勝争いを行っているこの時期に抹消ということで、実質的な「戦力外」通告を受けたようなもの。則本の今シーズンはこのまま終わる可能性も出てきた。

 一方、開幕投手も任せるなど信頼を置いてきた石井監督が則本に厳しい目を向けた試合があった。先月23日に本拠地で行われたソフトバンク戦。

 先発を任された則本は初回に先頭の今宮、野村勇、グラシアルに3連打を許して無死満塁のピンチを招くと、この回だけで6安打4失点と早々にゲームを壊してしまった。ソフトバンク打線の勢いは止まらず3回にも2点を失い、3回9安打6失点KOで8敗目を喫した。

 6ー15と敗れた試合後、石井監督は則本に関して「立場的なことをいえば寂しいですね」とぽつり。続けて「調子によって投球が左右されてはいけない。やらなきゃいけない時が必ずあって、そこでできる人がチームの中心選手。チームを勝たせるのが仕事なんで」と優勝争いがかかるこの時期にエースの役割を求める場面もあった。

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