「日本人は攻撃ラッシュの中で際立っていた」シーズン終盤でも勢いを増す久保建英!2得点演出のプレーを現地メディアも絶賛
攻撃を牽引した久保に称賛の声が寄せられている(C)Getty Images
レアル・ソシエダの久保建英は5月13日、ラ・リーガ第34節のジローナ戦に先発出場、チームの2得点を演出し、マン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍をみせた。試合は2-2のドローに終わっている。
試合序盤から背番号14が躍動した。試合開始直後より、右サイドから相手ゴール前へ走り込むなど積極的な動きをみせていた久保が前半3分、敵陣ペナルティエリア右でボールをキープ、ジローナMFロドリゴ・リケルメと対峙する。ボールを動かしながらゆっくりと距離を詰めていくと、一瞬でペースを変えゴール正面方向への侵入を試みる。エルナンデスは反応するも、ペナルティエリア内で久保を倒してしまい、主審はPKの判定を下した。
【動画】PK獲得にダビド・シルバへのアシスト!久保建英が攻撃を牽引したジローナ戦のハイライト
このPKをミケル・オヤルサバルが決め先制。DFを誘い込んだ形でのファウルとなり、久保がドリブル、フェイントでの上手さを存分に発揮した。
試合開始から5分での先制の後、さらにレアル・ソシエダの攻撃が続く。23分、相手陣内深くで得たスローインからボールを繋ぐと、久保に渡り、またも右サイドへと移動。DFハビエル・エルナンデスがディフェンスにつくと、今度は時間を懸けずに相手を交わし左足でクロスを送る。ファーポストへのボールをダビド・シルバが押し込んだ。
24分間に2度の歓喜の輪を作ったホームチームだったが、その後、ジローナも2点を挙げ、試合はドローに終わる。しかし、このゲーム後、主役となった久保には現地メディアからの賛辞が溢れた。
スペイン紙『as』は戦評において「この日本人選手は前半の攻撃ラッシュの中で際立っていた」と絶賛。さらに「間違いなく、この試合のベスト。前半、彼はPKを引き起こし、シルバの2-0となるゴールをお膳立てした。PKの後も彼は解き放たれ、相手は右から入ってくる彼を止められなかった。クボはその作戦を見事に成功させた」と得点に絡んだプレーを評している。