過熱する久保建英の獲得レース リバプールとトッテナムの因縁に専門メディアが言及「同じことが繰り返されるのか?」
久保にはプレミアの複数クラブが関心を示しているという(C)Getty Images
欧州各国リーグはオフシーズンを迎えている中、レアル・ソシエダの久保建英の去就が注目を集めている。すでに、トッテナムが今夏での獲得に動いていると伝えられ、さらに他のプレミアリーグクラブも関心を示しているとの報道が聞こえてきている。
リバプール専門サイト『Liverpool.com』が現地時間6月16日(日本時間17日)、久保建英の特集記事を掲載した。その中では、同じく久保の獲得を目指しているというリバプールの今後の見通しや、トッテナムに対する動きなどを論じる内容となっている。
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トピックでは、「彼は2029年まで契約を結んでいるが、6000万ユーロの放出条項があると報じられている」と久保とレアル・ソシエダの契約状況に触れながら、トッテナムやリバプール、さらにマンチェスター・Uが獲得に関心を寄せていると説明。
その上で現在、リバプールでプレーするアタッカー、ルイス・ディアスが2021-2022シーズン途中に加入した当時を振り返っており、「トッテナムもこのコロンビア人選手との契約を狙っていた。実際、リバプールが当初予定していた翌年の夏を待たずに1月の移籍市場でディアスと契約したのは、スパーズが関心を抱いたためだった」と指摘。
さらに同メディアは、「同じことが繰り返されるのだろうか?もしそうなるなら、リチャード・ヒューズ新スポーツディレクターは迅速に動かなければならないかもしれない」と他クラブとの競争を見据え、新体制となったクラブ首脳に対し獲得を促す言葉を投げかけている。
また、トッテナムの動向について、「すでにクボにオファーを出していると言われているが、それは契約解除条項を下回るものだ。それが真実かどうかはともかく、あと5シーズン契約が残っている選手にソシエダが低額のオファーを受け入れる可能性は極めて低い」として、現状での移籍成立が見込めないと主張する。