佐藤琢磨がインディ500でアジア人最高位の2番手スタートをゲット! 史上11人目の3勝目も射程に
インディ500はスーパースピードウェイと呼ばれる2.5マイル(約4キロ)のオーバルコースが使われるが、コースは4つのコーナーと直線で形成され、独特のセットアップが要求される。
予選も4周の連続周回の平均スピードで争われるため、実質的には16キロの距離を争うショートスプリント。決勝は500マイルで約800キロ。F1の決勝は約300キロだから1.67倍の長丁場。東京―広島間に相当する。予選は1台ずつのアタックだが、決勝では空気抵抗が少なくなる集団走行時のマシンバランスや、燃費の計算など総合的な速さが求められ、一筋縄ではいかない。
琢磨は予選翌日の練習走行後に「予選でフロントローを獲得するレベルまでスピードを上げられたが、そのいくつかを決勝用のセットに反映できた。予選が終わった時のレースカーの出来は50点ぐらいだったが、20点ぐらい上がって70点ぐらいにはできた」と話した。
琢磨もインディ500の出場は今年で16回目。オープンテストでは激しいクラッシュに巻き込まれてしまったものの、大事には至らなかった。このままなら史上11人目の3勝目も十分に狙える。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】予選で大クラッシュ→決勝10位の角田裕毅は「WINNER」か「LOSER」か 各国メディアの反応は様々「全損は大きな痛手」「価値ある結果を持ち帰った」
【関連記事】ライバルからも飛んだ“角田軽視”の皮肉 レッドブル重鎮も角田裕毅に苦言「残念ながら、まだミスを犯してしまう」
【関連記事】「今のままではダメだ」元トロロッソ名手が角田裕毅の抱える“エースとの差”を糾弾「相棒からコンマ9秒も遅れて許されるのか」






