原巨人 続投も選手から「NO」を突きつけられる「理由」とは
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注目を集めていた巨人・原辰徳監督(64)の続投が正式に決まった。4日に東京・大手町の読売新聞東京本社で山口寿一オーナー(65)にシーズン報告を行い、来季も続投することが決まった。
原監督は5年ぶりのBクラスに沈むなど厳しかったシーズンを振り返り「このままで終わってたまるか、と。新しい情熱、燃えたぎるような血液が出てきた」と巻返しに意欲を示した。
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山口オーナーは続投を決めた理由について「監督は自分に慢心があったと率直に反省をした上で、『このままでは終われない』と強い意欲を示しています。強い意欲を尊重して、立て直しを託そうと。経験と意欲に大いに期待したいということで決めた」と話した。コーチ陣の組閣に関しては今後着手するという。
2019年に自身3度目の監督に就任して以降はリーグ2連覇を達成。ここまでは輝かしい戦績を残してきた名将も今季は投打がかみ合わず、68勝72敗3分けの4位に沈んだ。
来季への課題に関しては「全てでしょうね」ときっぱり。チーム打率、チーム防御率は共にリーグワーストとあって多方面に課題はあるとしながらも「やはり投手力を中心とした守りの野球が非常に重要」と話したが、その投手陣とは「温度差」がささやかれている。
「今季投手陣を率いた桑田投手チーフコーチの処遇をめぐってチーム内で注目が高まっているようです。若手投手陣が多かった今季、同コーチは育成の観点からときに原監督と意見がぶつかり合うこともあったとか。そういった姿を投手陣は見ており、桑田コーチに同情が集まっているようです」(球界関係者)
チーム内の対立構図が図らずも浮き彫りになったのは、守護神ルーキー、大勢のコメントにもあった。2日のレギュラーシーズン最終戦となったDeNA戦で新人最多タイ記録となる37セーブをマーク。輝かしい成績を残した今季を振り返って、支えてくれた桑田投手チーフコーチに関して感謝の気持ちを示しながら「僕たちのために犠牲になってくれた」とコメント。ピッチャー陣全体に関して体調、メンタルを配慮してもらい、防波堤の役目を果たしてくれたと婉曲に認めたのだ。