ヤクルト 元中日・三ツ俣ら3選手獲得 「再生工場」着々で「あせる球団」とは
一方、こういったヤクルトの姿勢に戦々恐々となっているチームもありそうだ。
「戦力外としたチームは選手のその後も注目しています。違うチームで花咲かせることは素晴らしいことですが、元の球団は何で育てられなかったんだ、生かせなかったんだと厳しい声を浴びかねない」(放送関係者)
その意味では三ツ俣を戦力外とした中日、阪神、巨人などが該当する。
中でも今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人は12球団ワーストの防御率と壊滅状態の投手陣もV逸の要因となった。光明が見いだせないシーズンで、トレードで放出した田口をめぐって、ファン間で「何で出したんだ」という声が飛び交った時期もあった。
2021年、開幕前の3月に巨人に在籍した左腕、田口麗斗投手とヤクルトに在籍した広岡大志内野手の交換トレードが成立。ヤクルトに移籍した田口は今季も5月の日本ハム戦で無死満塁の場面を完璧に抑え、「田口の20球」と称賛されるなど、ブルペンに欠かせない存在となっている。
一方の巨人はシーズン中も原監督が「左のワンポイントが欲しい」と熱望する場面もあった。ちぐはぐな補強を続けているとあって、今回の移籍劇の行方も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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