「現役と引退後では目的が違う」元楽天・鉄平氏が語るトレーニングと食事管理とは
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CoCoKARAnextで独占インタビューとしてお届けしている、プロ野球元楽天で、現在は野球解説者の鉄平氏。
第1弾では現役生活における自身のターニングポイント、第2弾では現役引退後の活動と今後の展望について話を聞いてきた。
最終回となる第3回では、現役を引退した現在の生活、そして健康についてお届けする。
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2016年に現役引退後、2021年まで楽天の球団職員として活動していた鉄平氏。退団後、2022年からはフリーとして新たなスタートを切っている。
一般的に、毎日決められたスケジュールで活動をする球団所属時代に比べ、フリーとなってからは自身でスケジュール管理をする必要がある。その点、同氏はどのように行なっているのだろうか。
「自分のスケジュールを組み立てるのは、今のところ問題なくできていますね。もっと苦労するかなとか思っていましたけど。
現役時代から、ある程度練習メニューを自分で組み立てたり1日の野球を中心としたサイクルの中で逆算して時間配分をしてやってきていたので、そういうところが活きているんだと思います」
現役中と引退後、それぞれの目的
現役中はほぼ毎日シーズンを通して戦うためのトレーニングや練習で体を動かしてきた一方で、引退後は自ずとその機会も減るだろう。
現在も定期的に運動を行なっているというが、鉄平氏が言うには現役中と今とでは「目的」が違うという。
「今はたまにジムへ行ってマシンで走ったりしています。現役の時は体づくりのためにトレーニングを行っていましたが、今は健康とストレス発散のためという感じで、目的が違いますね。
最近は、ラッドプルで広背筋を鍛えたり、ベンチプレスで大胸筋を鍛えたりなど、刺激を入れるくらいで、ガチガチにはやらないです」
一方で、体が資本となるアスリートに必要不可欠な食事管理。その食事面では、現役中と引退後では大きな違いがあるという。
「食事面では、現役の時に比べて量を減らしました。食べられるんですけどね。炭水化物を抜くと元気がなくなるんですよね。たまに炭水化物を抜くことを試してやってるんですが、元気が出ないですね。頭もまわらないし。量や時間には気をつけた上で、食べるようにはしています。
ただ、昼ごはんに関しては、お腹が空いていない時は無理して食べないようにしてます。11時くらいに遅めの朝食をしっかりめに食べたらお昼は何も食べずに、17時くらいに夕食を食べたらそこからもう何も食べないと言った感じの日もあります。生活サイクルは人それぞれなんですが、僕はそのサイクルが1番調子がいいと感じます。変な肉もつかないですし、ある程度消化された状態で寝ることができる。寝るとかなりカロリー消費されるので、朝の目覚めもスッキリします」