一夜限りの花火大会か、覚醒は本物なのか 「爆発と沈黙」を繰り返す阪神・佐藤輝は大活躍の後こそ真価が問われる
一方で打率は.273とまだ3割には及ばない。そして際立つのが三振の多さで25三振も両リーグ断トツ。セ・リーグでは2位のヤクルト・サンタナが19、3位の中日・石川昂弥が18となっている。
今季は3月28日の広島との開幕戦の第1打席で12球団第1号となるアーチから幕を開けた。いよいよ本格覚醒を予感させたが、その次の打席から16打席連続凡退で、その間に11三振も喫した。
5日の巨人戦で2本塁打して一気に復調と思いきや、翌日から5打席連続凡退で3三振。体調不良からの欠場へとつながっていった。派手に暴れた直後、思わぬ不振に陥るという繰り返しになっているのだ。
21日は試合がなく、22日からは敵地でのDeNA3連戦、25日からは本拠地に戻って巨人3連戦と戦いは続く。1日限りの大暴れではなく、安定した長距離砲へ。5年目の真価が問われる1週間になる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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