4度目のトリプルスリーは? 背番号「1」のレジェンドが、山田哲人「復活」へ提言
復活を期す山田には、レジェンドも期待を寄せている(C)Tsutomu BEPPU
ヤクルトの2年ぶりV奪回に欠かせない要素が、山田哲人の復活だ。昨季は下半身のコンディション不良で2度の離脱があった山田。打率.231、14本塁打、40打点の成績に終わり、盗塁も4個にとどまった。
【動画】山田哲人が会心の一発!中日とのオープン戦で放った「らしい」本塁打の映像
2015年、16年、18年と3度のトリプルスリーを経験している猛者だけに、ここ数年は物足りない数字が並んでいるが、オープン戦初出場となった3月2日の中日戦(バンテリンドーム)では2安打2打点、同3日の試合でも左翼席へオープン戦1号を放ち、復活のシーズンへ向けて好調なスタートを切った。
今季でプロ14年目となる山田について、背番号「1」の先輩でもあるヤクルトの池山隆寛2軍監督が語ってくれた。山田が新人だった1年目の2011年は2軍の打撃コーチを務めていたが、当初から「バットの振りは速かった」と振り返る。
「僕もショート経験者で、(山田は)当時ショートをやっていて、ゲッツーの入り方とかいろんな面で、打撃コーチ兼、いち先輩としてそういう話をしてきた」と、懐かしんだ。
その後、二塁手として球界を代表する選手に成長した山田は、通算本塁打数でも球団記録である池山2軍監督の304本塁打まであと「19本」と迫っている。
「僕の(本塁打)記録は抜いていってもらいたいし、これからヤクルトの歴史に刻んでいく選手になってもらいたい。(7月の)オールスターまでにはクリアしてもらわないと、ヤクルトの優勝の二文字には近づかないと思う。やっぱり『1』を背負っている選手は常時グラウンドにいないといけないと思うし、心配なのはケガだけ」