2月1、2日に豪華紅白戦の「伝説のチーム」とは?「これだけの戦力があったら、どこにも負けることはありません」
豪華すぎる2月1日、2日の紅白戦メンバー
スタメン表を見れば、メンバーの豪華さが分かる。
紅組は1番立浪、2番福留。井上、関川、川相のベテランも先発出場した。白組も荒木、井端のアライバが1、2番。森野が5番に座り、谷繁が先発マスクを被った。
投手も紅組は野口、落合英、遠藤、山北が登板。白組は右肩の故障で3年間登板のない川崎が先発し、紀藤、岩瀬、川上、正津とつないだ。
エースの川上は、この時期としては驚きの147kmを計測。1軍主力メンバーによるガチンコ対決だった。北谷球場には4000人ものファンが詰めかけた。収容4400人の内野席がほぼ埋まった。オープン戦でもなかなか見られない活況となった。
驚かせたのは初日だけではない。翌2日も7イニングの紅白戦を敢行した。右肘手術明けの朝倉が147kmを放るなど、前日に劣らぬ熱気にあふれていた。
就任1年目の有言実行「これだけの戦力があったら、どこにも負けることはありません」
就任1年目。自軍の戦力を把握するためには、実戦が最も手っ取り早かった。落合監督は「これだけの戦力があったら、どこにも負けることはありません」と2試合を見届けて、大きく胸を張った。
その自信は有言実行として結実した。中日は79勝56敗3分けで、99年以来5年ぶりのセ・リーグ優勝を成し遂げた。2位ヤクルトには7・5ゲーム差をつけた圧勝だった。6月以降は独走した。
ロッテも巨人も、チームは再建期にある。早い紅白戦実施は、若手中心ながら、選手にオフの自覚をうながし、戦力把握のためにも貴重な場となっただろう。
15年前の伝説の再現なるか。井口、原両指揮官の胸中に宿った航路は、どこを指しているのだろうか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]