バスケのポジションにもトレンドがある?センター赤木(ゴリ)も3ポイントシュートを打つ時代に
バスケットボールの華の一つが、3ポイントシュート。豪快なダンクも会場を沸かせるが、鮮やかな3ポイントシュートは感動ものだ。そんな3ポイントシュートや各ポジションの役割について、10月31日に放送されたBリーグの中継や見どころを生放送する「BS12水曜バスケ!」で最新事情を紹介した。
センターはパワープレーからオールラウンダーに
アルバルク東京の普及マネージャーで、同番組の解説を務める渡邉拓馬さんが「ひと昔前まで、バスケットボールのセンターポジションというと、大型の選手がゴール下でリバウンド、ゴール下のシュートというパワープレーがメインでした。でも今はセンターの選手も3ポイントを打たないと厳しい。各プレーヤーがオールラウンダーとしての役割も必要になってきている」と話すと、MCの田中大貴さん、おのののかさんは「スラムダンクで赤木が3ポイント打っているイメージがない!」と、最新バスケ事情とのギャップに驚いていた。
今の注目すべき3ポイントシューター5人
また、同番組では今シーズン注目のシューター5人をピックアップ。シューター5に選ばれた千葉ジェッツの富樫勇樹選手はインタビューで、「他の選手との違いが、キャッチシュートではなく、ドリブルからの3ポイントシュートが自分の中で9割くらい。意識しているのはシュート前の動作。どれだけ自分が打ちやすく、相手のプレッシャーを感じずにシュートを打てるかということを重要視している。シュートの角度とか回転とかスナップとかは意識していないです。それよりは、相手とのスペースなど、打ちやすい状況を作る方が確率が上がる。3ポイントシュートの上達のコツは、試合の状況を意識してシュート練習をすること。キャッチアンドシュートだけでなく、ドリブルからのシュートなど、一通り練習して欲しい。そして、入るか入らないか関係なくとにかく数多くシュートを打つこと。打ち続けることが自信になる」と、3ポイントシューのこだわりや、上達ポイントをレクチャーした。
また、現役時代に3ポイントシュートが得意だったという解説の渡邉拓馬さんは「シューター5に選ばれた5人のシュートは、今のバスケットボールに必要なものが凝縮されているので、とても参考になると思う。苦手な場所や動作がないシューターがベストシューター。脚力や腕力より体幹を意識して欲しい。腹筋、背筋などがしっかりしていないとシュートがブレてしまうので」と、コツを伝授していた。
番組で紹介した「水バス!Bファイブ シューター5」は下記の通り。
■ 辻直人選手(川崎ブレイブサンダース)
日本代表にも選出される3ポイント職人。試合を決定づける勝負強さも持つ。
■ 金丸晃輔選手(シーホース三河)
ボディーバランスとシュートのバリエーションに秀でたシーホースのエース。
■ 富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)
日本の司令塔。抜群のボールハンドリングからクリエイトされる3ポイントシュートが魅力。
■ 川村卓也選手(横浜ビー・コルセアーズ)
日本初の高卒プロ契約選手として日本のバスケを牽引してきた32歳のベテランシューター。
■ 安藤周人選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
プロ3年目の24歳。おのののかさんが「名前がシューターらしくて素敵」と注目する若手。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]