【阪神】4番と抑え降格の緊急事態 起爆剤求められるチームで合流待たれる「若虎の名前」
ファームでは5月27日に抹消となったプロ5年目、井上広大も好調をキープしている。ウエスタンリーグでは打率「.345」、5本塁打、24打点。右の大砲候補として本格覚醒が期待されながら1軍定着は果たせていないが、チームのピンチに存在感を示せるか。
高卒2年目外野手の井坪陽生も期待を集める。5月24日のウエスタン・オリックス戦では豪快な先制2ランを放つなど、躍動した姿を見せた。ここまで53試合に出場し、打率「.303」、1本塁打、19打点。ルーキーイヤーの昨季はファームで93試合に出場、1軍デビューは果たせなかったとあって、新たな右の有望株として、注目となる。ほかにもプロ3年目、社会人出身の豊田寛も48試合に出場、打率「.302」、0本塁打、16打点と好調を維持している(4日現在)。キャンプで存在感を示した野口恭佑など今後が楽しみな若手もチームには多い。
この時期に、主軸を下に落としたことも勝負の夏を見据えていることを感じさせる。昨年も様々な手を用いて日本一を手繰り寄せた岡田監督の起用、采配も引き続き、注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】打撃は2軍レベルにあらず…“異次元”の結果を残す佐藤輝明はいつ1軍に返り咲くか? カギは岡田監督の掲げた「課題」克服
【関連記事】捕手併用で投手力を活かす阪神 球団OBが「扇の要」起用法に持論「『よくない』という風潮はおかしい」
【関連記事】「俺だったら遊ばせる」高木豊氏が示した 2軍落ちした阪神サトテルの”再生法”とは