「レギュラーを獲ってもおかしくない」優勝へ向けラストスパートの阪神 球団OBが外野の主力定着を望む選手とは?
それに対し、小野寺は出場試合数が少ないとしながらも、打率、出塁率、得点圏打率がそれぞれ3割を大きく上回っていることで「十分にレギュラーを獲ってもおかしくない」と主張し、さらに「小野寺は守備範囲が広い。肩もそんなに悪くなく、ひけをとらない」として、攻守両面でのポテンシャルを評した。
その一方で、小野寺、森下の2人については「この若い2人が盗塁を一つも記録していない。この先のことを考えると、改善していかなければならないポイントだと思います」と話しており、「小野寺、森下クラスであれば、ピッチャーのクセを見抜いて、スタートを早く切るなどすることで、(シーズンを通して)いくつかの盗塁は成功できると思うんですね」と足での活躍への期待の言葉を並べた。
打撃のみならず、守備、走塁面も含め田尾氏は「若い選手がノイジーを抜いていかないと」として、若手選手の主力定着を求めていた。
現役時、自身も外野手としてプレーしていた田尾氏は「外野手のレギュラーの条件は打率3割か、20本塁打以上」とも語っている。その言葉の通り、優勝を目指すチームの主力であれば、やはり攻守で一定以上のレベルが必要なのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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