矢野阪神 借金11の泥沼でも「まだまだ負ける」とささやかれる「あの理由」とは
光が見えてこない。阪神は10日の広島戦(甲子園)に0―1と敗れ、チームはこれで引き分けを挟み3連敗。借金は今季最多の11まで膨れ上がった。今季14試合目にして3度目の完封負けと打線も力なく、虎ファンの怒りは頂点に達している。
この日の先発はガンケル。前回の巨人戦では初回に満塁弾を浴びて崩れたが、この日の失点は相手4番のマクブルームに許したソロアーチのみ。粘り強く投げ、試合を作るも打線の援護なく、今季初勝利とはならなかった。
一方、深刻なのは打線だ。相手先発の遠藤に対し、6回までは得点圏に走者を進めることもできず淡泊な攻撃に終始した。8回には高山、島田、ロハス・ジュニアの三者連続代打で勝負に出るも、実らず。
極め付けは9回の場面だ。一死三塁の好機に4番に座る佐藤輝はワンバウンドするフォークに手を出して空振り三振に倒れると、5番・大山も連続三振に倒れた。熱心なタイガースファンのストレスが頂点に達した。本拠地甲子園で応援グッズが投げ込まれるなど、殺伐とした光景が繰り広げられた。
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