「危ないゲームをやってしまった」総力戦で引き分けの阪神に球団OBが苦言 リード場面での救援起用法に「疑問符」も
田尾氏は6回までリードしていた中、「7回に浜地をもってきましたね」とやや驚きの表情をみせている。続けて「本来のタイガースは勝ちパターンであれば加冶屋(蓮)を使うはず」と主張。この試合まで防御率6点台の浜地をマウンドに送った点について「ここの浜地(の起用)は本当に疑問符でした」とコメント。
他にも、5回に大山悠輔が逆転3ランを放ったことにも触れ「4番の本塁打を勝ちに繋げなければいけない。(従来通りの)最善の手を打つべきだった」と述べ、ここでも投手起用に渋い表情をみせている。
加えて田尾氏は、逆転弾を許した後の浜地のうなだれる姿にも言及しており「あの姿をみて寂しかった。ああいう態度では相手に弱みをみせていることになる」と指摘。「『次こそは抑える』という向こうっ気の強さを表してもらいたい」と奮起を促す言葉を続けた。
ゲームは引き分けに終わったものの「危ないゲームをやってしまった」と阪神の戦いぶりを総括した田尾氏。リリーフ投手の勝負どころでの起用法、さらに選手に対してグラウンドでの立ち居振る舞いなど、最後まで古巣に厳しいコメントを投げかけていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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