「やはり一振りで点の取れるバッターが…」打線不振が深刻な阪神 球界OBは長打の必要性や昨季との違いを強調
楽天3連戦を通じて、打線全体が落ち込んでいると評する佐藤氏は、「近本(光司)も打たなきゃいけないと思って、高めのボールに手を出してフライアウトになるのが目立っている」と指摘。また、「ランナーがいないときにはヒットが出ても、ランナーがいる時に繋がらないというのが今の阪神打線」として、好機を活かすバッティングができていないと説いている。
さらに、「去年はフォアボール(が多いこと)で話題になったけど、今年はそうはならない。やはり、打たないとチャンスが巡ってこない」と昨季との違いを挙げ、安打による出塁を打線に求めている。
また、これまで主軸を担ってきた大山が不在となっていることにも触れ、「(試合の)流れを変えるのがホームランだが、それを打てるバッターがいないのでなかなかそうはいかない」と論じており、「やはり一振りで点が取れるバッターがいないと勢いをつけることは難しい」と長打の必要性を強調していた。
6月7日、佐藤輝明の1軍合流が報じられた。同日からの甲子園での西武3連戦でのパフォーマンスが注目される。ファンも待ち望んでいた背番号8が、苦境の阪神打線を救う存在となれるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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