「全部真っすぐのタイミングで振っている」阪神3連勝を飾るも佐藤輝明は“起爆剤”として不発 球団OBは見極めの甘さを指摘「相手はストライクを投げない」

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 6月9日の3戦目、3打席で凡退した佐藤輝が、いずれも低めのボール球に手を出していたと指摘する佐藤氏は「自分でどのボールを打つかを決めきれていない。全部真っすぐ一本のタイミングで振っている」と分析。

 また、この3試合の内容については、「あんまり考えてバッターボックスに入っていない気がする。『見えたら振る』という感じで」などと印象を述べており、「本当に自分の打てるポイントに(ボールが)来ないと、ヒットが出ない」と見込んでいる。

 この3試合、特に低めのきわどいコースに反応し、三振や凡打に終わるケースが多かったと振り返る佐藤氏は、「ローボールヒッターだからしょうがないんだけど、コースを見極めないと、相手はストライクを投げてこない」と説明。その上で「何とか我慢してボール球を見逃すことで、ランナーがいる場合などでは投手はストライクを投げざるを得なくなる。それをしっかり打てるようになると、打率も上がっていく」と見通している。

 他にも佐藤氏は、「真ん中でも130㎞台に空振りをしていた。140㎞台の投手にはまだ厳しいのでは」と1軍復帰直後の3連戦を終えた、背番号8の打撃を評している。

 対西武3連戦ではチームとしての結果は残せたものの、期待された佐藤輝の長打はみられなかった。果たしてこの先、打線を勢い付かせる核としてのバッティングを取り戻すことができるだろうか。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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