西武・森 巨人と「急接近」!? 侍強化試合の裏で注目集めた原監督との「密談」とは
(C)Getty Images
侍ジャパンの強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」第2戦(6日・東京ドーム)は巨人と対戦。「4番」村上宗隆内野手(22)が2打席連続弾を放つなど、豪快な一発攻勢もあり、8ー4で巨人を下した。
「村神様」降臨に超満員となった東京ドームの野球ファンも沸いた。5日の日本ハム戦に続き「4番・三塁」でスタメン出場した村上は2点を追う8回一死一塁。巨人育成・京本の低め142キロを振りぬくとボールはぐんぐんと伸びて、右中間へ飛び込む文句なしの一発を放つと勢いは止まらない。
【関連記事】原巨人 侍ジャパン強化試合の裏で減俸確実となった「選手の名前」
さらに3点リードの9回2死では、巨人・鍬原からダメ押しとなる左中間へ飛び込むソロホームランを放った。「本当にイメージ通りのバッティングができたと思います」とにっこり。前日の第1戦でもアーチをかけ、2試合連続3発と、「ジャパンの4番」の役目をしっかり果たしている。これには侍ジャパンの栗山監督も「チームに勝利を与えてくれるのはすごく大きい。本当に素晴らしいホームランだった」と絶賛の嵐となった。
一方、熱戦の裏側で注目を集めたシーンもあった。試合前練習時、巨人・原監督が西武の森友哉捕手(27)を呼び寄せる場面があった。
打撃ケージ裏にいた原監督が近くにいた森を手招きで呼び寄せると、しばしケージ裏で親密そうに会話を交わす場面があった。
森といえば、FA戦線の目玉の一人。すでに宣言行使を表明、2019年に首位打者、リーグMVPに輝くなど球界きっての「強打の捕手」をめぐってはオリックス、巨人が獲得に向け調査を進めているとされる。
争奪戦に関しては地元球団ということもあり、オリックス優勢が伝えられる中、この日の「親密2ショット」は何を示すのか。
「オリックス・ジュニアも経験、同じパ・リーグどうしということもあり、当初はオリックスが獲得に向け1歩リードしているという見方が圧倒的でした。ただここにきて、巨人が巻返しているという情報も。一つには起用の問題。巨人ならば、正捕手として安定して出場できるということが森にとってはメリットになりそうです」(放送関係者)
「ナカジマジック」で知られる中嶋監督が率いるオリックスでは今季も伏見、若月、頓宮など捕手併用制を敷いた。投手とのマッチング、リードやキャッチングを含めた守備力を重視する中嶋監督体制では、森が移籍しても正捕手の座は得られるか微妙だと見られている。