「本来の姿ではない」復帰登板を果たした巨人・菅野智之に球界OBが注目した「変化」とは
さらにピッチングスタイルの変化にも着目。従来の球威で押すスタイルから「力で押すのではなくかわそうとしている、だから打ち取ろうとする」とコメント。今年で34歳を迎える菅野の年齢もあるとして、若い頃とは違うスタイルを模索している様子が見て取れるとした。
長年チームを支えてきたエースだけに菅野の投球に関しては高木氏以外にも巨人OBなどからも様々な声が飛んでいる。
それだけに高木氏は「見るほうも慣れていってあげなきゃ」と、現在の肉体と向き合った取り組みで復活しようとしている菅野を見守ってほしいと語った。
今後はすべての変化球の精度をもっと上げていく必要はあるとしながらも「どういう風に変わってニュー菅野を見せてくれるのか、楽しみだよね」と結んだ高木氏。原監督も菅野に関しては「まだできるでしょう」とさらなるブラッシュアップを期待している。
その菅野は交流戦最終戦となる18日の楽天戦(東京ドーム)での次回登板が濃厚。現在チームは交流戦首位を争うなど好調なだけに、エースの快投で「大団円」を迎えるのか。次回の登板内容も注目となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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