好投を続くのになぜ批判? 菅野智之に米メディアが疑念を抱く「6.42」の意味「衝撃的。実力よりも幸運に恵まれてきた」

オリオールズでエース級の働きを見せている菅野。(C)Getty Images
35歳のオールドルーキーが好投を続けている。今季からオリオールズの一員となった菅野智之だ。
現地時間4月17日に行われたガーディアンズ戦では、7回(87球)を投げて、被安打5、2失点、3奪三振、無四球の好投。3回に2者連続本塁打を打たれて失点こそ喫したが、コーナーに多彩なボールを投げ分けて老獪にまとめた。
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他でもないブランドン・ハイド監督が「価値がある」と認める活躍を見せている菅野。ここまで4先発で2勝(2敗)を挙げ、防御率3.43、WHIP1.29とまずまずの成績を記録。チーム防御率5.43と“投壊”状態が指摘されるオリオールズにあっては、貴重な先発の柱と言える。
いわば“助っ人”として好スタートを切った菅野。開幕前に米メディアで「効果的な投手ではない」といった否定的な意見を頂戴していたことを考えれば、「よくやっている」と評価できる。しかし、球団が獲得に大枚を叩いた影響からか。現地メディアでは好投を続けてもなお懸念されている。
オリオールズの専門サイト『Birds Watcher』は「最初の4先発の成績は、紙面上では堅実に見える。しかし、よくよく見ると、波乱の兆しがすぐそこまで来ているのかもしれない」と菅野の投球内容を疑問視。細かなスタッツを分析し、「根底に深い亀裂が潜んでおり、大きく後退する可能性がある」と断じた。