【ゴルファーのための食事学】『おにぎり』おすすめの具材ベスト3!

タグ: , 2024/11/26

第2位 赤飯おこわ【小豆】

次におすすめするのが『赤飯』です。

赤飯には『小豆』が使われます。この小豆は、大豆などの豆類とは異なる特徴を持ちます。それは脂質ではなく『糖質』が主成分であるということです。よって、運動前・中に食べることで米とともに身体のエネルギー源として働きます。

また、食物繊維やビタミンB1、鉄分、ポリフェノールなど幅広い栄養素が含まれます。日本では昔からお祝い事で赤飯が食べられてきました。病気の治療法や薬の無い時代に、小豆に身体を元気にする、病気を治す役割があるとされてきたのです。

特に『ビタミンB1』はゴルファーに欠かせません。ラウンドする上でエネルギーとなる糖質ですが、ビタミンB1がこの吸収を促す役割があります。

さらに女性ゴルファーに嬉しいのが、貧血予防となる『鉄分』を豊富に含むことです。貧血の原因はいくつか考えられます。運動量が多すぎる場合や、鉄分が不足している可能性があります。また皆さんとお話すると、そもそものエネルギー摂取量が不足している方も多いと言えます。プロ・アマに関わらず、ラウンド数や運動量が多い場合は、貧血のリスクが上昇します。鉄分とエネルギーこの両方を補うために赤飯がおすすめです。

第3位 とり五目【鶏肉、ごぼう、油揚げなど】

最後は『とり五目』です。

おすすめするポイントは季節の野菜を含め、幅広い食材を摂ることができる点です。具材は、鶏肉やごぼう、あぶらあげ、椎茸など様々なものが含まれます。ここでは、それぞれの食材において特徴となる栄養素を挙げます。

鶏肉:身体を作る『たんぱく質』

ごぼう:胃腸の調子を整える『食物繊維』、抗酸化作用をもつ『ポリフェノール』

油揚げ:抗酸化作用を持つ『ビタミンE』、骨を作る『カルシウム』

それぞれの食材は少しずつでも、幅広い栄養素を摂れることが良い点です。

注意点として、醤油や塩などが多く使用され、濃い味つけになりがちなことが挙げられます。塩分の多い汁物や漬物と合わせて食べることの無い様に注意しましょう。

それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。

引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!








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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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