筒香合流のDeNAにバウアーも必要か 球団レジェンドOBの率直な見解は?「心情的にはー」
まず同氏はDeNA復帰の可能性に昨年のパワーピッチングがファンの脳裏にも焼き付いているとしながら「心情的には俺は(復帰は)嫌だな」とズバリ。
理由としてはここまでメジャー復帰には最低保証年俸でもいいとお金ではないとしながら、日本球界合流の際にはある程度の金額も必要とされていること、またシーズン前の合流ならいざ知らず、すでに開幕して日が経っていることもあり「ここまでないんだったら、ファンも『もういいよ』という感じじゃない?」とファン心理も推測。DeNAファンに関して「賢くてあったかい」としながら、今永、バウアーが抜けた穴はほかの投手陣が埋めていくはずという見解も示した。
とはいえ、チームの実情を見ると「ただ、欲しいな…」と複雑な心情ものぞかせた。バウアーの穴を埋める存在として期待された、新外国人投手のジャクソンは16日の広島戦の内容が3回途中8失点KOと乱調。ケイも20日のヤクルト戦を5回5安打3失点と粘り来日初勝利を飾ったが、長い回を投げることは未知数とされる。
「彼らがあれだけの状態とは思わない」と高木氏も両助っ人は必ず巻返す姿勢を見せてくるとしながら、改めて今永、バウアーの穴を埋める困難さも感じたとした。
またバウアーが日本球界に合流する際には当初からDeNAも誠意を示していたことで「戻ってくるのが筋」とはしながらも、「ほしいところはいくらでもある」と今後争奪戦になる可能性もあるとした。
何かとお騒がせのバウアーだが、日本球界にいい影響を与えた側面にも言及。「気持ちが入ったら100球超えもいとわない熱の入りかた、中4日もこなすスタミナ、気持ちも強い」など見習う点はたくさんあるとしながら、「イメージ的には俺はもういいかな」と前向きに復帰を歓迎できないとしながら、今後も去就を見守る姿勢を示した。
現在のチーム防御率はリーグワーストの3.47と投手陣が苦しんでいる現状もある。リーグ屈指の打撃のチームとして知られるが、いくら点を取っても”穴”が大きければ、防ぎきれない。
いずれにせよ、昨年日本球界に大きな旋風を巻き起こしたバウアーは今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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