「優勝は巨人がぶっちぎりと思っていたが…」 V争い巨人有力説を覆す"対抗馬"の存在を球界OBが指摘 「めちゃくちゃ戦力です」
実際、昨年のチーム防御率はリーグワースト2位の3.07。現在チームで先発ローテーションが確実視されているのはエース左腕の東克樹に、ポストシーズンでの快投も注目されたアンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイの助っ人投手陣、この3本柱に加え、中4日登板もいとわないバウアーが加わるとなれば、打線に強みのあるチームに「守りの野球」という新たなピースが加わることに。
さらに大久保氏はバウアーの加入によって、セ・リーグ勢力図が変わってくる可能性もあるとした。
巨人の今オフはFAで甲斐拓也、守護神候補のライデル・マルティネス、楽天から田中将大、5番候補のトレイ・キャベッジなど大型補強を成し遂げた。
昨年リーグ優勝を果たしたチームがさらに補強したことでV争いの筆頭候補とも見られていた。この点に関して大久保氏も「正直、優勝は巨人ぶっちぎりと思っていたんですけど」と認めながら、「バウアー投手1人(加入したこと)で、あれ? 来ちゃったの? DeNA来るの?という大きな期待ができる」とDeNAが優勝争いに向けても巨人の有力な対抗馬になりうるという見解を示した。
2023年シーズンは19試合に登板、10勝4敗、防御率2.76をマークしたバウアーがシーズンでフル回転し、安定したパフォーマンスを残せれば、チームにとって大きな上積みとなることは間違いない。
再び熱き剛腕が日本球界を席巻するか。注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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