「相当いい選手を獲っているな」開幕から2戦連発のキャベッジは阿部監督の"配慮"も要因? 球界OBが着目した「打撃以外のたくみさ」
注目の打撃においては「積極的なバッターだし、シーズンに入ったらスイング速いな」とスイングスピードの速さに着目。ただ今後戦う上での"課題"もすでに見えているとしながら、他球団投手にとっては「研究はしている」としながら、「そこに投げ切れるか、投げ切れないか」と一定のゾーンをしっかり攻めきれるか、否かが今後のキャベッジ攻略の鍵を握るとも話した。
一方、高木氏が着目したのは足にもあった。すでに23年のメジャー3A時代にトリプルスリーも達成と俊足も持ち味とされたが、29日のヤクルト戦、2回一死二、三塁で迎えた場面。キャベッジの一塁線への当たりをホセ・オスナが後逸(失策を記録)、その後、キャベッジは「ライトの緩慢なプレーを見て、セカンドまでいった」とスキのない走塁姿勢も光ったとした。
「ああいう走力を2番に使った阿部監督の手腕は買えるな」として、開幕スタートを気持ちよく切らせるためにも、当初の5番だと負担が大きくなることも予想されるため「上位を打たしてあげることも良かったかもしれない」と阿部監督の起用法が当たったとした。
また今後のキャベッジの打順においても言及。
「打てるようになって、構想が拡がってきた」として、足も使えることで1番、また3番や当初の構想であった5番もいいとした。打撃だけではなく、足も使える選手ということで「相当いい選手を獲ってきているな」とフロントの選択もたたえた。
開幕前にベテランの丸佳浩が故障で離脱と外野手布陣においてはスクランブルが予想された中、阿部監督の起用も光り、開幕3連勝をものにした巨人。
課題であった打撃に明るい光が見えてきたことで今後もキャベッジがキーマンとなっていくか、注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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