「UFC最強問題児 コナー・マクレガーがオクタゴンに再降臨!」髙阪剛が『UFC257』の見どころを語る
日本時間の1月24日(日)、『UFC257』がアラブ首長国連邦・アブダビで開催される。
(写真左より)ダスティン・ポワリエ、コナー・マクレガー/Getty Image
メインイベントは、UFC最大のスーパースターにして最強問題児と呼ばれるコナー・マクレガーが、ライト級ランキング2位のダスティン・ポワリエと対戦する。
この一戦の見どころを、「世界のTK」髙阪剛に語ってもらった。
コナー・マクレガー 写真:Getty Images
――『UFC257』のメインイベントは、コナー・マクレガーが約1年ぶりに復帰して、ダスティン・ポワリエと対戦します。
「これは『引退』からの復帰戦ということになるんですかね?」
――(2020年)6月にSNS上で引退宣言をしましたから、その復帰戦ということになります。マクレガーの引退宣言はこれで3度目なので、あまり信用していた人はいなかったと思います(笑)。
「そうですよね(笑)。でも、前言を翻して今回試合をするわけですけど、マクレガーがどんなモチベーションでオクタゴンに戻ってきたのか、というのがこの試合の第1のポイントでもあると思うんですよ。気持ち的には半分リタイヤしていて、たまに試合をしようとしているのか。それとも再びタイトル奪回まで考えてのことなのか。これが後者であるならば、ダスティン・ポワリエ戦というのは、すごく面白いマッチアップだと思いますね。」
——『暫定王座決定戦』とは銘打たれていませんが、ライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフが引退状態にある今、事実上のライト級頂上対決の一つでもあります。
「マクレガー、ポワリエ、それからジャスティン・ゲイジーに、前回『UFC256』でトニー・ファーガソンを下したシャールズ・オリヴェイラあたりは、みんな世界チャンピオンと呼んでもいい実力の持ち主ですからね。」
――そしてポワリエとマクレガーは2014年9月にも対戦していて、その時は、マクレガーがわずか1ラウンド1分46秒でTKO勝ち。今回は6年半ぶりの再戦になりますが、髙阪さんはどう見ていますか?
「前回のマクレガーとポワリエの試合を自分もあらためて観てみたんですけど、正直、ポワリエの威圧負けというか。マクレガーのプレッシャーに下がっちゃってたんですよね。それで左フックをもらってダウンしてしまったんで。」
――早々にケージ際に追い込まれてしまいました。
「その後、ポワリエの試合を見ると、アグレッシブに手数を出してKOの山を築いているじゃないですか。それを見る限り、『もしあそこで下がらず、まともにやりあっていれば、もっといい試合になっていたんじゃないか』と思うところはありましたよね。」