U18日韓対決で痛い敗北、目立った「不慣れな守備」の要因となった編成とは?

タグ: , 2019/9/7

ショートを守っている内野手が6人、外野手は2人だけ

 このようなことが起きた原因は、ファーストを普段練習していない選手を守らせていたからです。メンバー選考から問題があります。自チームでショートを守っている内野手が6人も集められ、外野手は2人だけ。今大会、ファーストや外野を守るのは、普段ショートやピッチャーの練習をしている打撃のいい選手たちです。

 外野だと、もっとも難しいのはフライの打球判断です。見え方が違う外国の球場で風も加わった今大会は、目測ミスを連発してピンチを招きました。強肩で本塁走者を刺すようなシーンばかりクローズアップされますが、実際は急造野手のデメリットが早くから守備崩壊の前兆として出ていました。

 チームで守備のうまい選手はたいていショートを任されます。だからといって「ショートだったら、守備はどこでもできる」という考えは、指導者にとって都合のいい発想でしかありません。日本チームは「複数ポジション制」を掲げていますが、世界一を決める大会で、付け焼き刃の守備では通用しないことを思い知ったはずです。

 韓国に屈辱的なサヨナラ負けを喫した永田裕治監督(55)は「敗れたのは私の責任。選手たちはよくやってくれました」と言っていました。負けられない国際大会の緊張感のなか、いつも練習していないポジションを任される選手の不安さを、考えてみてほしいものです。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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