「素手捕球指導」で謹慎6か月は厳罰か激甘か 高校野球指導者に求められるアップデート
一方、厳しい声をあげるのはアマチュア取材歴の長いライターです。
「論外でしょう。けがをされた部員は2年生とのことですが、これがもし3年生だったら、最後の夏を監督によって負傷された形で終えることになる。いくら名将と呼ばれる方であろうと、そんな理不尽が許されていいわけはありません。指導者に一番求められるのが、グラウンド上の安全義務です。生徒達をいかに危険な目に遭わせることなく、充実した部活動になるよう頑張っている先生方がほとんどであるのに…。『謹慎6か月は重い』との声もあるそうですが、6か月後には普通に、監督へ復帰していることを考えれば、決して重くはありません」
この名門校の監督は、若手指導者の「先生」として指導法を講義するなど、模範的な指導者として日本高野連も一目置く存在でした。高校野球の指導者にも実社会同様、時代の趨勢に合わせたアップデートが求められることは、間違いありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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