日本シリーズ歴史的惨敗 巨人が弱すぎたこれだけの理由
巨人が弱すぎたのか、ソフトバンクが強すぎたのか。
巨人が惨敗に終わった日本シリーズの検証、分析が、さまざまなメディアで行われている。昨年シリーズ4連敗(合計スコア23-10)の雪辱を誓ってソフトバンクに臨んだ今年だったが、2シーズン連続4連敗は史上初の屈辱だった。
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スコアは第1戦から5-1、13-2、4-0、4-1。合計26-4で、合計わずか4得点は歴代ワーストタイ。打てない、抑えられない、接戦にすら持ち込めない。1年たってソフトバンクとの差はますます開いた印象だ。
象徴する場面があった。ソフトバンク2勝で迎えた第3戦。2点リードの6回裏2死満塁で、代打長谷川が二ゴロを放ち、一塁にヘッドスライディング。アウトになると悔しさのあまり地面に手を叩きつけ、しばらく立ち上がることができなかった。シリーズの印象深いシーンとして話題になった。
その絵だけを切り取れば、負けているチームのもの。それを圧倒的優位な状況にあったソフトバンクのベテランにやられては、巨人は立つ瀬がない。出場機会が限られる35歳の元首位打者が見せた1球への気迫は、ソフトバンクの激しいチーム内競争と、選手層の厚さ、勝利への執念が凝縮されていた。
元巨人の大久保博元氏は自身のYouTubeチャンネルで「巨人は情けないくらい、覇気がなかった。たとえ打てなくても、声だけは出せる。1番大切なのは『当たってでも塁に出る』という気持ちを全員が持つこと。巨人に足りなかったのは、長谷川(が見せたような気迫)だった」と指摘した。