「ここ1点という勝負のときの足がいない」阿部巨人に新たに加わった足のスペシャリストは求められるピースとなるか 球界OBが言及「勝負どころでベンチに置いておきたい」
鈴木の求められる役割に関して高木氏は「打つこととかはまったく期待してないと思うよ」ときっぱり。「ただ走る、この1点。走り屋だよね」と50メートル5秒79と俊足を生かした足のスペシャリストとして期待をかける。
最近の巨人の戦いぶりを踏まえても必要な「人材」と見る。
「どうしても最近のジャイアンツの野球はロースコアになるし。そんなには打てない」と特に岡本和真が長期離脱となって以来、得点力不足に悩まされている点も踏まえ「ここ1点という勝負の時の足だよね、ここらへんが意外といない」と、鈴木が巨人の課題を埋める可能性があるとした。
鈴木に関してはとにかく盗塁の成功率を高めることを首脳陣は求めているとした。
その上で”お手本”の名も挙げた。足のスペシャリストとして広島で積極的な走塁姿勢で知られる羽月隆太郎の名前を挙げつつ、「ああいう形で二盗、三盗できるような。慌てた相手がミスをして、ホームを踏むような。そういうことを(首脳陣は)願ってるよね。それだけプレッシャーをかけられるような足は持っている」と俊足は武器になると見る。
リーグ首位の阪神はここまでチーム盗塁数もリーグトップの「49」(10日現在)と積極的に走ってきている。巨人は現在「27」とリーグ4位、上昇気流をつかむためには足をからめた攻撃も求められそうだ。
「勝負どころではベンチに置いておきたいよね」と高木氏。山田同様、韋駄天・鈴木も近いうちに1軍昇格のチャンスが出てくると見る。
果たして新たに加わったフレッシュな人材をチームにどう組み入れていくのか。阿部監督の起用も引き続き、注目となる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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