出てきた、"怪腕" 阪神3連勝の陰で光った育成出身、23歳右腕の好投「近年、まれにみる掘り出しもの」

工藤はチームのピンチを救う快投を見せた(C)産経新聞社
阪神は週末の巨人3連戦に3連勝。今季初の伝統の一戦で投打にわたって力を示し、単独首位に浮上した。
2戦目の佐藤輝明の衝撃の1試合2発、逆方向弾なども話題を集めた中、光ったのは今季からチームに加入した新戦力にもあった。
【動画】この圧巻のピッチング!工藤が甲斐から最後はフォークで空振り三振を奪ったシーン
3戦目の6日のゲーム、1点をリードした6回二死一、三塁のピンチにマウンドに上がったのは中継ぎの工藤泰成。四国アイランドリーグ徳島から育成ドラフト1位入団。キャンプ、オープン戦で快投を示し、支配下を勝ち取った。
迎えたバッターは好調な甲斐拓也。緊張からか初球は外に大きく外れ、154キロ、2球目は内に155キロを計測。2ボールとしながら、ここでギアを上げる。続けて154キロを連発、甲斐も打ちあぐねファウルとし、カウント2-2から最後はフォークで落とし、空振り三振を奪った。ピンチを脱して、マウンド上で大きく吠えた工藤。
最速159キロの右腕が持ち味の球威ある直球とフォークで1点差の僅差の場面で存在感を示した。
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