【ヤクルト】奥川恭伸が神宮で995日ぶりに勝った! チームメイト、ファンに感謝 髙津監督「厳しいところでひと踏ん張りできた」
奥川恭伸が神宮で995日ぶりの勝利を手にした(C)産経新聞社
ヤクルトの奥川恭伸が6月29日、神宮球場で行われた阪神戦に先発登板。5回2安打1失点で今季2勝目を挙げた。チームは投打がかみ合い、6-1で勝利。連敗を「4」でストップさせた。
【動画】奥川恭伸が神宮で995日ぶりの白星!阪神打線を5回1失点に抑える粘りの投球
2年3か月ぶりの本拠地・神宮球場での登板となった奥川は、初回を三者凡退に抑えると、2回は制球が定まらず一死一・二塁のピンチを招いたものの、坂本誠志郎を中飛、小幡竜平を右飛に仕留めて切り抜ける。
3回は一死から安打と盗塁を許したが、後続を打ち取って無失点。4回は3人で片づけると、5回は二死一・二塁で中野拓夢に適時打を浴びて1点を返されたが、森下翔太は二ゴロに打ち取り、3アウト。今季2勝目の権利を得ると、小さくガッツポーズをつくった。
味方も大きな援護点をくれた。初回無死一塁から宮本丈の右翼への安打で一・三塁とすると、ホセ・オスナの左翼への適時二塁打で1点を先制し、村上宗隆の二ゴロの間にもう1点、さらにドミンゴ・サンタナの右翼への犠飛で3点目を入れた。3回には一死満塁からサンタナ、長岡秀樹の連続適時打で5‐0とリードを広げた。
1点を返された直後の5回には、4番の村上宗隆に6月12日のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)以来となる15号ソロが飛び出した。「コースに逆らわず、しっかり押し込めました」と、高い弾道で左中間席へ放り込む逆方向への一発に、ベンチにいた奥川も思わず笑みがこぼれた。