星稜・奥川のU18決勝登板に立ちはだかる韓国に近寄る2つの脅威
ついにベールを脱いだ。熱戦が続くU18W杯。ここまで一度もマウンドに上がっていなかった星稜高・奥川恭伸投手(3年)が、5日のカナダ戦先発でデビュー。7回103球を投げ、2安打1失点で、U18W杯での日本人投手最多となる18奪三振という快投でスーパーラウンド初戦を白星発進に導いた。
決勝も登板可能に
奥川は記憶に新しい甲子園での熱投の疲労を考慮され、温存されてきた。甲子園決勝以来、14日ぶりの実戦登板。武器であるスライダーが冴えに冴え渡り、18三振中14個はスライダーで奪った。
また今大会は球数制限の規定がある。1試合で50球以上投げると中1日の登板間隔が必要。105球以上の場合は中4日の休養を設けないといけない。奥川は103球と「あと2球」のところで7回を締めて降板。8日の決勝戦に登板するための態勢もしっかりと整えた。
甲子園でつかめなかった頂点の座へ。世界一を懸けた決勝のマウンドが用意されるとなれば、これ以上のシナリオはないと言っていいだろう。
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