燕・奥川 史上最年少完封の裏にある「エース育成計画」とは
象徴的だったのはヤクルトがマジック4で臨んだ10月19日に甲子園で行われた阪神戦。勝てばリーグ優勝に王手をかける大事な試合を託された奥川だったが、4回途中5失点と乱調。チームに勝ちをつけることはできなかった。しかし試合後の高津監督はこの日の奥川の投球に関し「しょうがないですね。そういう時もあるのかなと思います」と淡々と語り、責めることはなかった。長年の課題であった、投手陣の底上げのためにも選手の背中を押し、責任は首脳陣が負う姿勢は終始一貫していた。
ヤクルトの初戦・奥川の勝負手は実った。試合が空いたことへのブランクも心配されたが、打線も好調。11日の試合で勝てば3勝と日本シリーズ進出に王手をかける。いい流れのままに一気に巨人を追い詰めるつもりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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