金村義明が語る 侍J決勝戦が韓国ではなくアメリカで良かった理由とは?
悲願のオリンピック金メダルを獲得した侍ジャパン。歓喜の瞬間から2週間あまり。日の丸を背負い戦った選手たちは、それぞれのチームへ戻り、今度はリーグ優勝そして日本一へ向け再び走り出した。
そんな侍ジャパンの戦いについて、近鉄・中日・西武で活躍し、現在は野球解説者や野球評論家として活動する金村義明さんが元フジテレビアナウンサーで現在はスポーツアンカーとして活躍する田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube動画「田中大貴のアスリートチャンネル」に出演し、コメント。
球界のレジェンドが語った、今大会のMVPとは一体・・・?
真のMVPは〇〇!
かねてより決勝戦の相手が韓国ではなくアメリカが相手だったら金メダルを獲れると口にしていたという金村さん。その理由をこう語る。
「アメリカは、カーブに弱いんですよ。メジャーリーグで活躍する選手は出ておらず、若い選手が多かったですからね。だから、森下しかり栗林しかり、カーブに対して全くタイミングが合ってなかったですよね。
韓国の方が怖かった理由は、アメリカの選手に比べて集中力が半端じゃなかったからです。特に日本に対しては、国を背負って、死んでも打つぞという感じでしたからね。最後、カーブを打ってセカンドゴロでしたけど、あれ韓国だったらこわかったですよ」
そんな金村さんだが、決勝戦で、ある選手のあるプレーに注目していたという。
「絶対にコントロールミスをして打たれたらいけないというプレッシャーの中で、ヒットは打たれていないのにフォアボール、デットボールというアップアップだった千賀の投球。あの時の甲斐のサイン見ましたか?最後もう投げるボールがなくて真っ直ぐしかない状況なのに、なかなかサインを出さなかったんですよ。あえて焦らして焦らして、首振って、最後にストレートのサインを出してキャッチャーフライにおさめた。今回のMVPは甲斐だなと思いましたね」