巨人・丸に「いよいよか」の声 二軍落ちした中田、陽の仲間入りも
巨人・丸佳浩外野手(32)の不振が深刻だ。引き分けに持ち込んだ9日のDeNA戦(横浜スタジアム)では、9回に26打席ぶりの安打を放ち、これが適時打となり、目にうっすらと涙を浮かべる場面もあった。ただ翌10日の中日戦(東京ドーム)で「6番・中堅」としてスタメン復帰するも、4打数無安打に終わるなど調子は上向かず、途中出場が続いている。
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一方、チームも積極的に「血の入れかえ」を行っている。
陽岱鋼外野手(34)は12日に行われたチームの広島遠征に帯同せず二軍落ちとなった。陽は先月28日に今季初めて1軍登録され、ここまで7試合に出場して7打数1安打、打率1割4分3厘。10日の中日戦(東京D)では「1番・右翼」でスタメン出場して左腕エースの大野雄から自身の今季初安打を放っていたが、わずか7試合での降格にはSNS上で陽のファンから悲鳴も上がった。その前日には打撃不振から中田翔内野手(32)も二軍落ちしていた。
そんな中で不振の丸にも注目が集まっている。12日の広島戦、BS朝日で解説を務めた広島OBの前田智徳氏も現在の丸の状態について「大変悪いですね」とバッサリ。その理由について「同じボールを同じように空振りしている。これは良くないです」とこの前日、11日の中日戦で又吉のスライダーに対して反応できなかったことを挙げた。
さらには丸に「1度、二軍に落としたほうがいいかもしれない」(球界OB)という声も上がり始めた。
優勝争いがし烈になる中、主力として期待する丸の復調を首脳陣も粘り強く待っているが、兆しが見られないとあって、二軍落ちを勧める声だ。
これには理由もある。「丸の現在の不振はうまくタイミングを取れないことにある。(不調で)ボールをよく見ようとするあまりに、打撃で大事な『間』がなくなってしまっている。必然的にタイミングが取れなくなっていて、すべての球に反応してしまっている」(同)。