原巨人 「FA全敗」で加速する若手登用 追い込まれる「選手の名前」
指揮官がここまでいうのもチームへの危機感がある。今季143試合にフル出場、27本塁打を放った丸にしても来季は34歳シーズンを迎える。ここで「ポスト丸」に着手しておかないと、いよいよチームが立ち行かなくなると感じている。
一方、右翼へのコンバートが予想されている丸にしても来季はFA移籍後、5年契約の最終年となる。ここで再び存在感をアピールする必要はありそうだ。
丸に関してはこんな声もある。
「2021年の終盤に陥った深刻な不振から立ち直り、今季はコンスタントに成績を残した。ただ巨人に移籍したFA選手は、晩年に厳しい処遇を受ける場合も多い。来季はよりシビアに判断される可能性もある」(放送関係者)
2021シーズンは不振で二軍落ちも経験、26打席ノーヒットの時期があるなど苦悩した丸も今季は143試合に出場し、打率・272、27本塁打、65打点と中軸としてチームを支えた。来シーズンも攻守にわたってチームを盛り立てることが期待されている。
そして若手や中堅にとっては最大級のチャンスが訪れたといっていいだろう。ここでポジションを奪えなければ、先はない。V奪回が厳命され「勝利至上主義」が掲げられる中、今度こそイキのいい若手の台頭が見られるか。ジャイアンツファンにとっては楽しみな来季となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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