シャーザー放出で再建のメッツ、来季は山本由伸を獲得か 米メディアが予想「最もエキサイティングな有望株の一人」
WBCでも好投を披露した山本。MLBで通用するのは間違いないだろう(C)Getty Images
超大物のトレード放出が日本人右腕の去就にも影響を及ぼすかもしれない。
トレード期限が目前となったMLBでは、連日のように選手の移籍のニュースが報じられる中、通算210勝を記録しているマックス・シャーザーのレンジャーズへのトレードが発表された。開幕から低迷するメッツが事実上、今季のポストシーズン進出を断念し来シーズンを見据えることとなり、若手選手獲得と引き換えに、サイ・ヤング賞3回の実績を誇るシャーザー放出に踏み切った。
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これにより、米メディア『FANSIDED』では現地時間7月30日(日本時間31日)、来季のメッツ先発陣の新たなローテーション候補として相応しい投手を予想するトピックを配信した。その中で、今オフ、ポスティングでのメジャー移籍が有力視されているオリックスの山本由伸の名前が挙がっている。
同メディアは「メッツはトレード期限時点で売り手となっている。期待を大きく裏切るシーズン真っ只中、メッツは土曜の夜、マックス・シャーザーをテキサス・レンジャーズへトレードに出した。この移籍で、メッツはワイルドカード争いを諦め、将来を見据えるという明確な声明を出した」と綴っている。
その上で「コウダイ・センガとの契約で大成功を収めたメッツは、フリーエージェントで好投手を獲得するため、再び日本に目を向ける可能性がある。オリックス・バファローズのエース、ヨシノブ・ヤマモトは日本が生んだ最もエキサイティングな有望株の一人であり、メッツは彼の獲得にすでに名乗りを上げているかもしれない」と見込みを述べた。